取材班 | 面談担当者は井上先生ですよね。 そのさぼっていた期間には どんなことを言われたの? |
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桂樹くん | なんか・・・・、 「やっぱり男は1回、一番下まで下がらないと気付かないから!」 とか言われて。(笑) 本当にガクンと下がっちゃって、 その言葉、実は最初、中1くらいからそう言われていて・・・。 |
お母さん | やっぱり周りがどうこう言っても 本人がやる気にならないと駄目ですし、 先生にも「それまで見ていてください」って言われていたから、 私も、本人がやる気になれば、きっと違ってくるから、 一度どん底を見たほうがいいかなって・・。 小学校の頃から井上先生は見ていてくださっていて 一番の理解者ですので、先生がそうおっしゃるならと・・・・ そうしたら、本人もこれじゃまずいって、 やっと気づいてくれて。 |
取材班 | 子供は、褒めて伸びるタイプと、突き放して伸びるタイプがありますが、 井上先生は後者として桂樹君と接したようですね。 そうは言っても、お母さんとしては心配だったのではないですか? |
お母さん | でも、井上先生がずっとこの子を見ていてくださったし、 勉強以外でも、 なんでも相談にのってくれていましたので。 まあ、本当に細かく、言っていることも確かで、 テストとかでも、見せる前にわかるんですね、井上先生って、 「桂樹、ココとココが間違っているでしょっ!」って。 あっホントだってなるんです。 それほど授業の事でも細かく見ていてくださって、 そういう意味では本当に信頼しているので、 先生がそうおっしゃるならって、信じていました。 |
取材班 | これがどん底かと・・・、実感した?? |
桂樹くん | フフフ・・・ |
取材班 | どん底をみて、そこで始めてやる気のスイッチが入ったと。 |
桂樹くん | はい。 「これ、上がるんじゃないのっ!!」みたいな・・・。 やる気になりました、 「やってやろう!」って。 で、本気で(勉強を)やり始めました。 |
取材班 | 実際にはどんなことをやっていったの? |
桂樹くん | 基本的には今と同じですけど、 ひたすら知識をつけて、問題を解いて、 その分からなかった所をよく調べるっていうか、 分かるまでやるっていう。 とにかく問題を解く! そこから分かんないことを、 カバーしていく感じでやっていきました。 |
取材班 | なるほど。 でも、そこまでの集中力でなかなか出来ることじゃないよね? |
桂樹くん | えぇ、まぁ。(照笑) |
取材班 | 桂樹君はどん底に落ちてから、かなり快進撃で学力アップしたけど、 どんなときに自分の学力が上がったなと実感するの? |
桂樹くん | 例えばテストを受ける時に、 なんか、中1とかだと、 直前までバタバタしてたんですけど、 もう、本気になった後の中2後期くらいになってくると、 直前は復習だけで、なんか、もう、 「できるなっ」て・・・。 それが自信になって、 ちゃんと取れるところは取れるんです。 |
取材班 | 冷静でいられると。 |
桂樹くん | そうです、そうです。 |